ビッグイシューを久しぶりに買った。
ターミナル駅の人通りの多い場所の脇で雑誌を売っている人を見かけないだろうか。それが「ビッグイシュー」である。今回ミッフィーの表紙が見えたので買った。
この雑誌は、ホームレスの人の手売りが主で、日本のいわゆる主要な販売経路にはのっていない。もちろん、コンビニや本屋では売っていない。主要な販路にのっていないということから広告がなく、しがらみもないことから記事もなかなか面白い。今回は、ミッフィーと爆めしと農業を特集。300円。
ビッグイシューは、ホームレスの人に仕事を提供し自立を応援するために1991年イギリスで創刊された。日本版は2003年からだ。何かをきっかけに家を失った人が就職するには住所が必要で、家を借りるにはまとまった現金が必要。雑誌300円に内の160円が販売者の収入になるということだ。
この雑誌の社会的な試みはとても興味深い。また新宿で学生時代を送った者としてホームレスの人たちは近い存在で、よく、その生きていく様を写真に撮らせてもらっていた。世代的なものかわからないが、社会的に大きな失敗をして、誰も頼る人がいなくなってしまったとき家を失う恐怖は、常にある。セーフティネットを多層に作り出すこと社会的に必要だと思うし、社会の一員として今自分の範囲で出来ることを考えていきたい。
最新号はsuperflyが表紙らしい。また買わなきゃ。
ビッグイシューホームページ
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