9.10.2009

足尾銅山 @TKY

国道122号線を走っていると足尾銅山観光の文字が。

鉱山や精練所など産業遺産がそのまま残っている。それぞれ鉱山、建物としてのその役割を終え、維持管理の手を離れ、ただのものとして年を重ねている。1973年まで鉱山として、1989年まで精練事業を稼働していて、明治を最盛期に、ひとつの街を形成し小学校・商店などがあったようだが、ほとんど無人となっている。

1973年に廃坑になった後、観光用に整備され坑道の中をトロッコで入り、見学が出来るようになっている。

坑道の中、ジオラマのように展示されており、江戸時代の手掘りの様子から、明治・大正・昭和期に古河鉱業(現古河機械金属)による技術革新の様子が示されている。

足尾銅山というと、小・中学校で学ぶ田中正造氏が力を尽くした公害や鉱山での過酷な労働条件という負のイメージが強かった。が、明治の日本の国力を上げるために稼働していたというだけでなく、江戸城・日光東照宮の建造の際に使われたという、国をつくってきた誇り、正のイメージを、この場所に来て色濃く感じた。

足尾銅山を世界遺産登録にするべく取り組みがなされている。

足尾銅山観光
〒989-5402 栃木県上都賀郡足尾町通洞9-2
tel:0288-93-3240
9:00~16:00

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