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10.24.2009

Ai Weiwei@RTM

艾未未(Ai Weiwei)という中国人の芸術家がいる。東京でも森美術館で作品の展示が行われていたが、今とても好きな芸術家の一人だ。その彼の展示がミュンヘンでも行われるとの情報を聞きつけ、オープニングに合わせてミュンヘン入りする。東京で見た作品とはまた異なるすばらしい作品群に感動。会場となっているHaus der Kunstという建物の展示空間も広々としていて、彼の作品を際立てる。森美術館にはないダイナミックな展示が実現していた。

なかでももっとも気に入った作品は、上の写真の巨大な部屋一面に敷かれた絨毯。床の石のタイル一枚一枚をすべてカーペットで再現してある。一見本当のタイルと区別がつかないくらい、精巧にヒビやシミまで再現してあるが、立ち入り禁止のサインやロープを使用せずして作品の領域を定めるのに成功しているといえる。知らずに踏み込んで皆はじめて気がつくのだが、その膨大なサイズと精密さに改めて圧倒される。(右の写真の下半分が本物の石のタイルで上半分はカーペットでできている。)

9.20.2009

ナインチェ@RTM

TKYによるビッグイシューについての投稿で表紙を飾っていたミッフィーちゃん、今や世界中の親子に愛されているオランダ生まれのキャラクターだ。ディック・ブルーナ氏という絵本作家によって1950年代から描き続けられているシリーズで、今や世界40カ国語に訳されている。日本では「ミッフィー」、または「うさこちゃん」としてしられているこのキャラクターだが、本場オランダでは「ナインチェ」(訳:こうさぎちゃん)という名称で親しまれている。

ブルーナ氏は現在も健在でオランダ・ユトレヒト市のスタジオで日々製作に携わっているとのこと。このユトレヒトにはミッフィーミュージアムがあり、ミッフィーやブルーナ氏にちなんだ資料や作品を見学することができる。ちなみにここでのおすすめはブルーナ氏の製作模様と奥さんによる作品にたいするダメだしの様子を納めたビデオ映像。

ブルーナ氏はもともと書籍
装丁などを主に手がけていたグラフィックデザイナーで、1920年代オランダで盛んだった抽象美術運動「デ・スティル」の影響を強く受けた一人であった。当時は写実的な挿絵などが主流であった中、ブルーナ氏は抽象化した線と原色を用いた手法を使って数々の独自のデザインを生み出していった。同運動の立役者でもあったピエート・モンドリアンの絵画はあまりにも有名だが、このように子供向けの絵本にまで早くからデザインの極めとも言える要素が浸透していることに、改めてオランダという国のデザインに対する奥深さを感じてしまう。(ちなみにミッフィーおよびブルーナ氏について詳しく知りたい方はこちらへ。)

9.13.2009

日光東照宮 @TKY

日光へ行く。

陽明門をはじめ、社殿群は、あらためて凄まじい。建物の形をした工芸品、美術品だ。ここに訪れたのは実に小学校の修学旅行以来だが、その時は「へえ、きれいだな」という感想ぐらいだっただろうか。建築設計を生業として、この場所を再訪し、またこの凄まじさに気が遠くなる。しかも、この贅を尽くした建造物はわずか一年半でつくったという。
今同じことをするとなると、図面を引くだけで5年、10年なんて簡単に過ぎてしまいそうで、そこからつくるとなると何十年もかかるようなそんな仕事になる気がする。

奥社入口にひっそりと護る眠り猫。江戸時代、職人がスーパ-スターだったというが、この眠り猫を彫った大工、左甚五郎もその一人。今で言う、イチローやマイケル・ジャクソンのような人だろうか。そんなスターっぷりが落語で伝わっている。「竹の水仙」「三井の大黒」「ねずみ」など、左甚五郎の伝説を噺にしたものがいくつも高座にかけられている。左甚五郎の彫刻作品を細川越中守が大金を積んで所望したはなしなどなど。

江戸時代、現在、自分の子供時代。ちょっとしたタイムトラベルをしたような時間だった。大人の修学旅行もなかなかいい。友人が小学校時代に遠足で登った山を登り直していると言っていたが同じ感覚だろうか。

7.09.2009

Theo Jansen@RTM

ロッテルダムから電車で20分ほどで、デン・ハーグ市に着く。そこからさらにトラムに乗り継いで終点まで行き、5分ほど歩けば北海が広がる海岸線に出る。

オランダといえばチューリップや風車が有名でビーチというイメージはあまり湧かないかもしれないが、海岸線の距離は約1800kmもありその大部分が砂浜である。デン・ハーグの都市自体ももともと砂丘の上に作られた都市だし、ヨーロッパで一番幅の広いビーチというのもここオランダに存在する。

海水の温度は冷たく、真夏でもウェットスーツなしで長時間泳ぐのは厳しい。今回も海岸まで出向いたのは海水浴のためではない。Theo Jansenというオランダ人アーティストのインスタレーションが見れるということで、友人と行ってきた。BMWのコマーシャルにも適用されたこの人の作品は風力によって歩く彫刻たち。ストローを太くしたようなプラスチックのチューブを組み合わせて作る彼の動物たち(Animarisと呼んでいる)はまるで生きているかのように自由に浜辺を動き回る。広大な浜辺と強い風が吹くオランダの海岸線にとても調和した作品で、遥か昔からこの地に生息している生き物のような錯覚さえするものの、残念ながら今回は風がまったく吹かなかった。動くのを拒む動物たちの背中を一生懸命押しながらメカニズムの説明をしてくれたテオおじさんが印象的。

オランダは海面以下の土地から水を海に汲み出すため、歴史上長い間風車を利用したことで有名だが、現在は風力発電にもかなり力を注いでいる。風と共に生きてきたオランダ人にとって、このテオ氏の動物たちはまさにそんな歴史を象徴する貴重な存在であり、今後ますます好かれていくのだろうなと思った。近い将来オランダの海岸線には何頭もの彼の作品が生息し、それぞれ自由奔放に歩き回っているような日が来るのかもしれない。

2.24.2009

スペースインベーダー@RTM


以前、話題に出たスペースインベーダーのモザイク。ぶらぶらと運河沿いを歩いていたら発見。
他にも見た記憶があるけども未だ場所を思い出せない。。。

今仕事でサイン計画をしていて、建物内に表示するオリジナルアイコンをデザインしている。ピクセル状に決めた升目を埋めていくことであらゆるサインを表現しようとするが、これが難しい。最小のピクセル数でいかに万人が一目で理解できる表示を作れるかというチャレンジにおいて、このインベーダーのモザイクは優れものだな、と思ってしまう。

2.04.2009

スペースインベーダー @TKY

通勤途中中目黒駅駅前横断歩道脇の中央分離帯にいるスペースインベーダー。

世界中に侵略をしているらしい。
東京で 75
パリで 704
ロッテルダムで 25

フランス人ゲリラアーティストの作
アーティストの名前を知り合いのS子さんに聞いたのだけれど忘れてしまった。
Space Invaders