普通の形の建物を見てきた眼には、平らな床を歩きなれている体には、やはりすっとは入ってこない建築だ。10年来行きたかった建物でもある。
2重らせんのスロープに沿って西国三十三観音像が安置され、参拝者はこのお堂をお参りすることで三十三観音参りができるという合理的なお堂だったという。また、上りと下りが全く別の通路になっている一方通行の構造により、たくさんの参拝者がすれ違うこと無く安全にお参りができる。歴史的な変遷で観音像は今はもうないが。
このさざえ堂のある飯盛山は幕末戊辰戦争時に白虎隊が自決した場所で、若くして命を失ったという事実は人の胸をうつようで観光客が絶えない。
やっと行けたようで、こちらもホッとしてます。
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