10.14.2009

ケルン大聖堂@RTM

ケルンはユネスコ世界遺産でもあるゴシック様式の大聖堂が有名。1248年に建設が始まり、途中しばらく中断があったものの1880年に完成した。外観もすばらしいが、内部は声を失うほどの圧巻。建築自体もすごいが、囲われることで形成されるボイド空間が直接訴えてくるパワーには、自然と神聖なるものを感じてしまう。

細い線が何本も束になったような柱が、異なる高さで分岐しながらボールト状の屋根まで伸びて、全体を支えているのだが、ステンドガラスを通過して上から入ってくる光と合わさって、空間全体に光線が降り注いでいるような錯覚が起きる。建築/空間のもつ人を揺らがす力を改めて実感した。

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