1.30.2009

巨匠とダムマニア @TKY


ミース・ファン・デル・ローエとアルフレッド・ヒッチコック

ジャン・リュック・ゴダールとル・コルビュジェ


建築、映画と分野は違うけれど、彼らはそれぞれ似ている気がしていた。
分野における位置とアプローチしていく姿勢あと体型。

生まれた場所からアメリカに活躍の場を移し一つの事柄を追及していくミースとヒッチコック。

フランスで活躍したくさんの手法を試していったゴダールとコルビュジェ。彼らは自分で雑誌の立ち上げにもかかわっている。

ゴダールの初期の映画「コンクリート作戦」は延々とダムを造っている習作。
ダムマニアにはたまらない。

1.29.2009

大人はわかってくれなくもない@TKY

「大人はわかってくれない。」
今日は大人と子供のすれ違いについてお話します。

あなたは、朝、学校へ向かいます。この途中、会社へ行くために最寄の駅へ向かう大人たちとすれ違います。それは毎日のことです。不思議に思うかもしれませんがこれは偶然ではありません。大人と子供は逆方向へ向かうため常にすれ違うのです。学区の真ん中には学校があり、学区の縁に幹線道路や鉄道の線路があります。朝子供たちは真ん中へ向い、大人たちは電車に乗るために縁へ向かいます。そしてすれ違う。そもそも向かっている方向が違うのです。だから大人は子供を理解せず、子供は大人を理解しないです。

これは都市の構造です。この場所に住んでいる子どもたちや住人が歩行可能な範囲内で生活を完結できるようにという考えられていて、生活圏の中に医院、店舗など一通りのものが揃っています。子供たちを含む住人らが交通量が多い道路を横断することをできるだけ少なくするように都市は設計されています。人間的なスケールの都市空間、あたたかいコミュニティの醸成など目指されている。

なんにしろ町の中心に学校があるのだから、もっと町の機能を学校に集約させてもいいのかなと思っている。

1.27.2009

暦、大寒、味噌づくり @TKY

春節です。中国がお正月に入ったので中国のプロジェクトで応答がスローになり今のうちにと次回プレゼンのための仕込をと勤しんでいます。

今年は暦どおり過ごしています。1/1正月、1/7七草粥、1/11鏡開きで雑煮をつくり、次は節分(立春2/4)です。

が、この時期は酒、寒天、味噌、凍り豆腐の仕込みに最適な時期です。いわゆる寒仕込み。24節気でいう大寒、72候でいう水沢腹堅(さわみずこおりつめる)にあたります。

で、味噌を作りました。一晩中水につけて戻した大豆を二時間炊いて柔らかくしマッシャ-で充分にすりつぶした後、米麹と塩と合わせました。これで重石をして冷暗所に半年寝かします。土用丑から食べられるそうです。
重石がないので大理石のカットサンプルを使います。

手で材料をこねていて粘土を思い出しました。

1.26.2009

パリ国際家具見本市@RTM

オランダ人の友達に誘われ日帰りでパリに。ロッテルダムからだとタリスという高速列車で片道3時間。
パリ郊外にて国際家具見本市が開催されており、そこにその友人の知人であり世界規模で活躍するデザイナー奥山清行氏が家具作品を出品しているということで、会いに行ってきた。「山形公房」(http://www.yamagatakoubou.jp/j/index.html)という名前で奥山氏によるデザインと彼の故郷でもある山形に古くから伝わる伝統技術とを融合して出来た作品が展示されており、直接彼から作品の説明やその他いろいろデザインについてや生産、量産についてなど話を聞くことができた。車から家具、メガネなどスケールのことなるデザインにおいて、それぞれ開発にかかる費用や生産にかかる時間の違いなどの説明を受けながら、改めて建築デザインというものの非効率性、または特殊性ということを意識させられた。彼の話の中で印象的だったのが、「ひとつでも良いものを作れば自分が寝ている間でも自分のデザインがどんどん作られ買われていく。」一方建築デザインでは一点モノのために寝る間もないほど忙しく働き続ける。採算の合う椅子の生産で一脚が作られるために許される時間は約5分くらいでなくては駄目だという。デザインに1年も2年もかかり完成までさらに2、3年もかかる建築の世界とはやはり次元が異なる。だからこそ、消費されない不変的価値と存在を建築デザインでは追求する必要性があるのだと改めて思った。

ロッテルダム国際映画祭@RTM

毎年1月末になるとロッテルダムはにわかに賑やかになる。
今年で38回目となる国際映画際が現在開催中で、約10日間の間500本以上の映画が市内の映画館など8カ所で上映される。なにげにヨーロッパ三大映画祭のうちのひとつとも言われ、カンヌ、ベルリンと並び欧州では有名で、特に実験的映画やアジア映画が多く上映されることでも知られている。今年はオダギリ・ジョーの初監督映画「さくらな人たち」の初上映がこの映画祭で行われる予定。(チケット売り切れ。。残念)この他北野武
や是枝裕和監督作品など日本映画がけっこう上映されている。

映画祭に合わせて市内のいくつかの建物の側面には映像が映し出されていて、これが単純ながら意外に効果的。もし東京国際映画祭の開催中、都内すべての電光掲示板で映画が上映されてたらさぞ最高だろうなと思う。あのブレードランナーのワンシーンのように。

1.24.2009

マカーイとヤクルトと味の素スタジアム @TKY


サッカーの記事を見ているとオランダリーグが今年はちょっと変わっています。
例年PSV、アヤックス、フェイエノールトが3強を形成していたのに、本拠地をロッテルダムとするフェイエノールトにいたっては現在12位。

チームが不調で街も盛り下がっていますか?

バーで「マカーイがよ!」とか罵ってますか?


東京はどこがホームチームかわからない、どのチームのスタジアムも都市の周縁にあって。
スタジアムが渋谷とか、六本木とかにあったりすると東京を本拠地としている感じがする。

だとするとヤクルトかな。


サッカーや野球を観戦するのはとても好きです。

ごみごみした観客席のゲートを抜けるとすこーんと空と芝生の緑が広がる感じ。

今年は見そびれましたが年末年始の高校サッカーはお勧めです。
国立競技場以外でやる試合は2試合でチケット1500円ぐらいです。
しかもいっぱい点が入る。

野球はヤクルトー広島かヤクルトー阪神のカードでアウェイ側の外野席最上段、最高です。
広島や大阪の応援団の熱さがたまらない。

野球は夏のスポーツで今はまだ冬です。

1.08.2009

デジ間@RTM


まったく唐突だけど、このサイトってつまり出島みたいなものじゃないか、とふと思った。 オランダと日本それぞれから発信される情報や意見の交わる場としての島であり、また外界の規定や既成概念に縛られないという意味での「出島」、または「デジ間」。ちなみに日本に最初にビールが持ち込まれたのはこの出島からだったらしい。

1.07.2009

都市の端@rtm

隅田川沿いの景観。
東京メトロポリスのようにどこまでも続く都市において、その都市の「裏」または「端」を垣間見れる機会というのは稀だが、たまたま乗った東京都観光汽船から見えた景観はまさにそんな「端」を感じさせる。端な場所、それは内側では包容しきれないものや邪魔なものが追いやられ、またはみ出したところ。でもそれは同時に装飾されていない都市の現状であり、都内でそんな状況を意識できる場所が、東京観光ルートからしか見えないという矛盾がよりいっそう面白い。

1.05.2009

大師、ラゾーナ @TKY


初詣に川崎大師に行く途中に川崎駅で寄り道。ラゾーナ川崎。

プラザの周りを数々の専門店が囲む作りで、一つの街を形作り、日常と切り離された雰囲気を作ることに成功しています。
日常を忘れついつい財布の紐も緩みます。
まるでひとつのテーマパークのよう。
どんなテーマがあるのかは読み取れませんでした、舗装に文字など刻んであったりしましたが。

遅くなってしまったので着いたときには川崎大師の本堂の扉は閉まっていて扉に開けられたスリットに貯金箱のように賽銭をねじ込みました。

今年もよい年に、今年はよい年に、今年こそよい年になりますように。

1.01.2009

明治神宮@RTM

明けましておめでとう。
明治神宮へ初詣に。後続の参拝客がまるで迫り来るデモ隊、またはゾンビの様で異様な光景でした。
2009年は不況の波が常に背後に迫り来る、そんな年になりそうです。。。

HAPPY NEW YEAR ! @TKY


あけましておめでとうございます。
大晦日から元日にかけて電車が動いていたので江の島に初日の出を見に行きました。

水平線というより人平線。