2.11.2009

スペイン経済とスポーツ界@RTM


先週末は友人を訪ねてスペイン・マドリッドへ行って来た。予報では雪のはずが、運良く15℃の晴天。後で聞くと、誰も予報など信用してる人はいないんだとか。でもやはりスペインは太陽が出てないと美しくない。おいしいタパスや本場のパエリヤに大満足だったけど、また食べ物の話は別にするとして、、

いくつか建物を見て回った。マドリッドは5年ぶりで前回建設中だった建物の多くが完成していた。HdM, Jean Nouvel, MVRDV, Norman Foster, Rafael Moneo, FOA, Mansilla y Tunon など、現在建設中の建物も含めるとかなり多くのメジャーなプロジェクトが建ち上がっている。スペインはここしばらく景気が悪いと聞いていたが、その割にはこの建設ラッシュである。これから徐々に減速するのだろうか。イギリスの経済雑誌ザ・エコノミストに掲載されたあるコラムによると、スペインの景気はスポーツと大きく関係しているという。もともと情熱の国とも言われるスペインだけに、スポーツでスペイン人が活躍していると国民の多くは仕事をさぼってまで応援に熱中する。昨年はヨーロピアン・チャンピョンシップでスペインが優勝、テニスではナダールが絶好調、F1でもアロンソが大活躍とスペイン人にはたまらない1年となったが、このためにスペインが被った生産量低下による経済的ダメージは大きいという。スペインでいつか仕事してみたいと思っているけども、その際はスペインのスポーツ界が冴えていないことを願う。

1 件のコメント:

  1. サッカーの試合があると仕事の休憩中にテレビのある喫茶店や定食屋を求めて街をふらふらしてしまうのでスペイン人の気持ち(この十把一絡げ感)はよくわかる。テレビがあっても巨人戦を見てたりしているとサッカーにチャンネルを合わせてもらうのは一苦労。
    ヨーロッパは陸続きでいろいろ行けるからいいね。示唆に富んだ建築を見るにしても示唆を示唆として感じられる若いうちに行きたいなと思っているのだけれど。

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