4.06.2009

膨張@TKY

新年度を迎えると東京はふっと大きくなった気がする。グンと膨張したというか。
新しく学校に入ったり、企業に入ったり。人が増え人の流れが遅くなる。粘度が増す。
冬が終わり春になり明らかに街ゆく人が明るい。
この東京のテンションも五月を過ぎればなんだか落ち着いてくる。「この授業は出なくてもいいや」という人が増えてくるのかな。

昨週末に新宿、渋谷にいってきたが混雑ぶりはなかなかだった。
東京の環状線、山手線が私鉄と交差する新宿・渋谷・品川・東京・秋葉原・上野・池袋・高田馬場という駅がターミナルとなり人が集まってくる。

新宿・渋谷と仕事場を変えるに従ってターミナル駅が変わってきたけれど今春からは目黒になった。

1 件のコメント:

  1. 写真が美しい。。。
    電光掲示板だけが浮き上がるこの景色をみていると、ますます建築という物体の形態が都市という枠組みの中ではあまり意味を持たないことを改めて感じてしまう。いや、形態が意味を持たないのではなく、直接的メッセージ性のない形態の必要性が求められていない、といったほうが正しいのかもしれない。ベンチューリの本に出てきたアヒル型の建物のように、現代都市において電光掲示板などの光を使わずして背景に霞まずにその形態を誇示しているのは、カテドラル姿の結婚式場とお寺/神社くらいではないだろうか。

    都市という概念に事実上かたちを与えている建築に対して、その機能といえる社会の方向付ける今後の建築形態が今言ったような結末だとすると、「Form follows function」(形態は機能に従う)といったルイス・サリヴァンに対し、「function rapes form」という悲観的ではあるがある程度信憑性のある構図が見えてくるのではないだろうか。。。

    逆に中東の都市のように社会という機能が都市という形に追いついていない状況下では「form rapes function」というこれまた悲惨な現状が生み出されているのも事実だと言い切ってよいと思っている。

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